成人病で怖い病気とリスク

成人病で特に多いのは、糖尿病、高血圧、高脂血症の3つです。
この中で一番不自由な生活を強いられる可能性が高いのが、糖尿病です。
糖尿病はそれ自体が怖いわけではありません。糖尿病によってもたらされる合併症が怖い病気です。
糖尿病性腎症、網膜症、動脈硬化症がその代表です。
腎症になると腎臓がうまく機能しなくなり、尿から老廃物を捨てることができなくなります。すると体の中に老廃物からの毒素が溜まってしまい、尿毒症を引き起こすことがあります。吐き気や悪心などに悩まされる症状で、命に関わる可能性もあります。もし糖尿病で腎臓が機能しなくなったら、透析を受ける必要があります。週に2回、3時間ずつ行います。透析の施設が近くにないと通うのが大変ですし、迂闊に外出できなくなります。
網膜症では、目の神経が阻害されて失明してしまうこともあります。
動脈硬化症は高血圧や高脂血症でもリスクが高い病気ですが、これは血管が硬くなる病気です。血管が硬くなると、血液の流れが悪くなります。しなやかな血管であれば血液はよく流れますが、硬く柔軟性を失ってしまった血管は血流が悪くなります。
糖尿病になると血液の中にブドウ糖が増えて、これが血管や神経を傷つけます。傷を補修しようとして肝臓からLDLコレステロールが多く分泌されて高脂血症になることもあります。
糖尿病は、様々な合併症のリスクを引き上げる病気です。また、糖尿病と一緒に高血圧や高脂血症になると、さらに症状の進行が早くなります。
リスク回避のためには、日頃から糖質を過剰摂取しない食事を心がけることが大切です。具体的には1日に摂取する糖質の量を60gに抑えていれば、成人病のリスクを減らせます。